田代商店ブログ
●特別な夏の、特別ないつもの花火(2020/08/17)
『この夏は特別な夏』
小池都知事がおっしゃってるだけでなく、正にその通りの特別な夏。
夏休みは短縮され、総合体育大会や甲子園も中止。
プールや花火大会、フェスやイベントも開催を見合わせ、
原爆の日や終戦記念日のイベントも大幅に規模を縮小しての開催となりました。
お盆の帰省や旅行も見合わせ、自粛自粛の日々が続いています。
なのに、天気だけは夏を満喫するかのような快晴、猛暑が連日続き、
じりじりと焦げ付くような気持ちを抱える日々が続いています。
そんな中、観音寺ではお盆の8月15日の夜空に花火があがりました。
どこの花火大会も中止中止となるなか、今年だけの特別な花火です。
花火の起源や謂われは諸説あるようですが、神社仏閣への奉納花火や、
厄払いや悪霊退散など祈りを込めた花火など、ただ美しいものを愛でるためだけでなく
それ以外の理由を持って打ち上げられることも多くあったようです。
今回の花火もそんな願いの込められた特別な花火です。
何かのイベントが開催されるわけでもなく、屋台が出るわけでもない、ただ花火が打ち上げられるだけ。
決して豪華なものではなかったけれども、夏の夜空に咲く色採りどりの花火は確かに私たちに元気をくれました。
私は自宅の2階からかなり遠目に花火を見たのだけれど、パッと開く鮮やかな色も、遅れて響く大きな音も、
いつもとは違う何か特別な花火に見えました。
多分みんなも、ついつい俯きがちな顔をこの時ばかりは上に上げて、それどころか大きく空を仰いで、
笑顔になることができたのではないでしょうか。
※娘が録った動画からの抜粋のためピントが緩いのはご勘弁を。
こんな時期なので開催に際してはかなりご苦労されたと思います。
それでも、地元のみんなのためにと頑張って下さった地元信用金庫さんには心から感謝したいと思います。
本当にありがとうございます。
花火を見て、やっと少し特別じゃない『いつもの夏』を感じることができました。