田代商店ブログ
●アルコールチェックが義務化(2022/02/25)
令和4年4月から、安全運転管理者による運転者の運転前後のアルコールチェックが義務化されるのをご存じですか?
そもそも、一定台数以上の自動車の使用者は、自動車の使用本拠地ごとに自動車の安全な運転に必要な業務を行うものとして
安全運転管理者の選任を行う必要があります。
この『一定台数』って、意外に少なくて白ナンバーの普通乗用車で5台以上なんですよね。
普通に営業さんがいて、配達とかしている会社だったら絶対持ってますよね、5台くらい。
うちも配達用のトラックや営業車を合わせると5台以上ありますので、安全運転管理者を選任して警察に届け出をして運用しています。
ドライバーの体調はどうか、就業時間内に安全に運行することができる運行計画になっているか、現地の天候は問題ないか、
日々、安全に業務を遂行することができるかを確認しています。
ただ、アルコールチェッカーは導入していないんですよね・・・。
そもそも車を運転する予定があるのに二日酔いの状態で出勤してくるようなスタッフがいないからなんですが。
だから口頭及び目視確認で済ませていたんです。
それが、今回の改正で順次アルコールチェッカーを用いての確認とその記録の1年間の保存が必要になりました。
まずは今年の4月1日から施行になるのが下記2点。
□運転前後の運転者の状態を目視等で確認することにより、運転者の酒気帯びの有無を確認すること。
□酒気帯びの有無について記録し、記録を1年間保存すること。
そして、10月1日から施行になるのが下記2点。
□運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行うこと。
□アルコール検知器を常時有効に保持すること。
つまり、今の口頭及び目視での確認でOKなのは9月の末までで、
それ以降はアルコールチェッカーを導入して適正に管理してくださいねってことです。
そこで弊社でもこの改正道路交通法施行規則の施行に合わせてアルコールチェッカーを導入することにしました。
基本的には最低限のことができれば良いと思っているのですが、さて、どのアルコールチェッカーが使いやすいかなぁ。
今からいろいろ調べてみようと思います。
さて、こうやって法律が新たに制定されたり、改定されたりするのは人間がだらしないせいだと言われます。
当たり前のことが当たり前にできないから、ルールを作って管理をしないといけなくなる。
逆に言うと、当たり前のことをきちんとやっていればこんなにたくさんのルールは必要ないってことなのでしょうね。
あれをやってはいけない。
これはやらなければならない。
当たり前が当たり前でなくなり、常識が非常識になる。
でも、自分だって、自分では常識ある大人になれているつもりでも、周りから見るとそうではないかもしれないですよね。
ただ、納得のいかないルールも正直多い。
特に今は娘が中学生なこともあり、学校関連のルールで疑問なのがコレ↓↓。
前髪の長さは眉毛より上。
髪を結ぶときは耳より下。
前髪が目にかかると勉強の妨げになるということなのでしょうが・・・眉毛より上って短すぎじゃ??
髪をくくる位置ってなんの関係が・・・?
ルールを守れるかどうかを試すためのルールなのか?とすら思えてきます。
今は小学生でもかなりおしゃれになってきて髪形にこだわる子も多くなってきています。
過剰なおしゃれはいかがなものかとは思いますが、適度なおしゃれは認めてあげてもいいんじゃないかなぁ~。
と思っていたら、つい先日タイムリーなニュースが流れていました。
生徒たちが自らブラック校則を改定したというものです。
理由が良くわからない校則を『ブラック校則』と言うそうで、
校則ができた当時はちゃんとした理由がそこにあってその校則を定める必要があったのだろうけど、
今となってはなんでそうしなければならないのか、生徒だけでなく先生ですら明確な理由がわからない、そんな校則。
『髪を結ぶときは耳より下で』とか『男子のツーブロックは禁止』とか『靴下や下着は白色のみ』とか。
生徒自身が疑問に感じていた校則を、生徒会主導で改定したそうです。
もちろん、自分たちに都合がいいようにだけしたのではダメだからと、どこまでがOKなのかも議論を重ねて。
すごいですよね、中学生の方がしっかりしている。
不当と感じることに声をあげて自分たちで解決することができるのってなんて素晴らしいことなのか。
なんで? 必要なくない? 違くない?
そう思うことがあっても、まいっかとスルーしてしまうことってとても多くて。
面倒くさいと思ってしまう。
その場を我慢すればいいかと思ってしまう。
良くないなぁとわかっちゃいるけど、その労力を惜しんじゃう。
特に典型的なA型気質の私は『事なかれ主義』
本当はいろいろいろいろ思っているのに、揉めたりするのが面倒だからと口に出さない。
で、後で文句ばっかり言ってる。
あぁ、汚い大人になったもんだ。
と思いつつ、社会で生きていくためにはそれが処世術になる場合もある(←言い訳)。
結局、何が言いたいかって。
いろんなことに疑問を感じずに生きるような鈍感な人間にはなりたくないってことで。
良いこと悪いこと、正しいこと間違っていること、世の中にはいろいろあるけど。
あって当然だから。
だって、みんな違う人間だもの。
私の正義が彼の正義とは限らない。
だからこそ、その度に何かを感じて考えて生きていたいなぁと思う今日この頃です。