田代商店ブログ
●ねこ(2019/6/6)
先日、会社で仔猫が発見されました。
しかも2匹。
どうも回収して保管されていた衣類にもぐりこんでいたようなのですが、母猫は見つからず仔猫だけ。
まだ目も開いていない赤ちゃん猫でした。
・・・いったいどうしたものか。
実はこうやって仔猫が発見されるのはない話ではありません。
過去にも何度かあったのですが、そのほとんどが母猫から離れてかなり時間が経っているのか息をしているのかしていないのかの状態で、
私ではどうすることもしてあげられず、最期を看取って埋めてあげるのがせいぜいでした。
でも、今回の仔はいつもと違って、とっても元気。
きっと数時間前まで母猫といたんだろうなという感じで。
頼りなく震えているもののお乳を探すしぐさをみせたり、鳴いて母猫を探したり・・・。
迷った挙句、家に連れて帰って面倒をみることにしました。
子どもの時から実家ではずっと猫を飼っていて、かなりの猫派な私。
本当は今までも飼いたかったんだけど、家族の反対もあり結婚後はずっと飼っていませんでした。
でもやっぱり今回も家で飼うのはちょっと・・・という感じで。
とりあえず離乳するまで面倒を見て、その後は里親さんに引き取ってもらうことになりました。
さてまだ目も開いていない仔猫、当然お世話をするのは初めてです。
とりあえず動物病院に連れて行って状態の確認をしてもらうと、いたって元気、問題ナシとの事。
多分生後1週間程度じゃないのかなぁとのことで、しばらくは2~3時間おきのミルクと体温維持に気を付けて頑張って!と言われました。
・・・2~3時間おきのミルクかぁ。大変だぁ。
仔猫は室内温度25℃程度が適温のようで仔猫を保護した4月下旬はまだまだ寒いらしく慌ててカイロを買いに走り、
小さい箱の方が兄弟2匹でくっついておけるから体温が逃げなくていいよということで小さい箱にタオルを敷いて慌てて猫の寝床を作り、
仔猫用のミルクに哺乳瓶、身体を拭くシートを買って、初めての仔猫育ての始まりです。
子どもたちは前から猫を飼いたかったので大喜びでお世話を手伝ってくれました。
でも、やはり母親のお乳とは違うようでなかなかミルクを飲んでくれず、やっと飲んでくれても少ししか飲みません。
昼間も夜中も関係なくミルクをやらないといけないのでとぎれとぎれの睡眠にお出かけもままならず・・・、
ゴールデンウィークの9連休何をしていたかと聞かれれば、『仔猫を育ててた!』と言うしかないくらい毎日が仔猫中心です。
でもいいの!かわいいから!一生懸命生きてる姿が健気でたまりません。
でも、そうやってかいがいしくお世話をしたのですが、1匹亡くなってしまいました。
元々体が小さめの方の子で、一度体調を崩したので動物病院に連れて行って入院させてなんとか持ちなおしたのですが、
その翌々日、夜中の0時に飲んだミルクを吐き戻してその吐いたミルクの上で寝てしまっていたらしく体温が下がったせいか、
3時のミルクをやろうと箱を覗いた時にはぐったりしていて・・・。
早朝なので当然病院もやってなくて、娘と2人で必死で身体をさすってカイロで温めたのですが、その甲斐も空しく朝の7時に亡くなってしまいました。
やっぱり、仔猫の世話をしたこともない私では難しかったのか-。
せっかく生まれた命だったのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
せめて最後にと、身体をきれいに拭いてやり、毛布にくるんで箱に入れてリボンをかけてあげました。
私の実家はブドウが有名な山と畑に囲まれたのどかな地域で、娘2人と一緒に実家近くの池の土手に穴を掘って埋めてやりました。
次はしっかり生きてほしい、そう願いながら。
1匹になってしまった仔猫は、やはり寂しそうです。
一緒に丸まってたぬくもりがなくなった分寒そうで・・・。
ちゃんと元気か、息をしてるか、気になって気になって仕方がありません。
結局、箱に入れてではなく、自分の毛布に入れて抱えて寝るようになってしまいました。
(こう見えて寝相は良いのでつぶす心配はないんですよ~)
日に日に猫らしく成長していく姿は、ずっと見てても全く飽きなくて、もう我が家のアイドルです。
養子に行く予定なので情が移っては手放せなくなるからと名前は付けず見た目で呼んでいて、
亡くなった仔はマルっとしてるから『まるたん』
今も元気なこの仔はホワッとしてるから『ほわたん』と呼んでいます。
だけど、もう、ムリよね。
養子になんか出せない。
このままなし崩しにウチの仔にしちゃおうぜ大作戦決行です!!
そして、保護から1か月が過ぎた現在・・・。
そろそろ離乳をと、仔猫用のパウチやドライフードを買ってきました。
トイレを覚えたほわたんのために、ネコトイレも買ってきて設置しました。
反対だった家族も『しかたない』って感じを装いつつ、誰にも負けないくらいほわたんをかわいがっています。
作戦大成功です!(たぶん・・・)
さてこうなってくると問題は名前。
仮称の『ほわたん』が定着し過ぎて新しい名前が決まりません。
顔をみたら『ゆき』とか『はな』とか大正日本風の名前が似合いそうなんだけど・・・。
実は、ワタシ過去に同じ轍を何度も踏んでいます。
実家でいる時にもらってきた仔猫に名前を付ける時、
な~おって鳴くから名前が決まるまではな~おって呼ぼうと言ってて結局『なお』になり、
グレーの仔だから名前が決まるまではグレーの仔って呼ぼうと言って『グレ』になり・・・、
りゅうの子どもなんで、ミュウ・シュウ・ヒュウだとお揃い~って言っててそのままつけたり・・・。
多分この子も『ほわたん』定着が濃厚・・・
ま、そもそも、オトコノコかオンナノコかもまだわからないんですけどね~(苦笑)。
どっちにせよ、元気に大きくなってかわいい姿を見せてくれたらそれでいいんです。
早く大きくな~れ!