田代商店ブログ

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●私事ですが、防災訓練に参加しました。(2017/11/26)

いつの間にか秋を過ぎめっきり冬らしくなってきました。
空気の乾燥する季節の到来です。
乾燥と言えば火災予防!ということで、自治会の防災訓練に参加してきました。
私の住んでいる自治会は観音寺の中でも田舎と市街地のちょうど中間あたりになります。
昔ながらの住宅地と新興住宅地が共存した田園に囲まれた地域で、自治会の中にスーパー・病院・銀行・コンビニがあり車に乗らない人でも比較的生活しやすい地域です。
今回の防災訓練では、毛布を使った簡易担架の作り方、消火器の説明、要避難援助者の対策と確認訓練、二次避難場所への団体非難訓練、自主防災会の役割確認等行いました。
自治会内の戸数は約250戸で、その内14戸が75歳以上の一人暮らしのお宅になるそうです。
先日、自治会内で一人暮らしの高齢者の方が孤独死されました。
気付いたのはご近所の方で、新聞受けに溜まった新聞を不審に思い警察に通報し発見されたそうです。
この方は自治会に所属されていなかったのですが、緊急時には自治会に所属しているかしていないか関係なく救助が必要になるのだからと、自治会に所属していない方の中にも要避難援助者がいないか改めて再確認しました。
『緊急時に頼りになるのは人と人との繋がりだ、普段の付き合いがあるから相手の状況を予測することができ、何が必要なのか判断できるんだ。だから近所づきあいは大切なんだ。』
防災会の方がおっしゃっていた言葉がすごく印象に残りました。
これは会社でも同じことが言えると思います。
普段のコミュニケーションが取れていると『こうしてあげるとやり易いかな』『これを置くと邪魔になるだろうな』など話をしなくても予測することができ、打ち合わせをしなくても相手にとってやり易い環境を作ってあげることができます。
でも逆だといちいち確認をしないと何もできなかったり、自分勝手に処理してやり直すことになってしまったりします。
相手を知り、自分を知ってもらうことはとても大切なことだと思います。
香川県は防災に対する意識が弱い地域です。
発生が懸念されている南海トラフ地震についても『瀬戸内側は津波も小さいだろうし大丈夫!』という根拠のない自信を持っている人が多くいます。
防災は一人一人が意識して取り組んでおかないといけないものです。
まずは自助が確実にできるように物質的な備えの他に意識も備えておかなければと思いました。
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