田代商店ブログ

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●私事ですが、久しぶりの・・・(2022/6/17)

(この記事は5月最初に投稿する予定でした。)

 

今年の1月に発出されたまん延防止等重点措置が3月に解除になって、3回目のワクチン接種も進むなか、
今年は実に3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとなりましたね

 

 

とは言いつつ、香川ではまだまだ感染者が毎日200~400人出ている状況。
お出かけしたいという欲求に駆られつつ、まだあんまり遠方にはいかない方がいいのかなという感じです。
まぁ、どっちにしろ、娘のダンスや息子のサッカーがあるので遠出はできないのですが。

 

 

そこで、四国島内でおいしいものを食べに行こう!ということで、やってきました、知る人ぞ知る高知の『かいだや』さんです。
高知の南国ICを降りてさらに南に17㎞、太平洋まで500mというところにあるセスナ機が目印のうなぎ専門店。

 

 

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(お天気が悪かったので写りが良くないですが、かいだやさんの目印となるセスナ機です)

 

食べに来るのは実に5年ぶりくらい??
本当に久しぶりのうなぎちゃんです。

 

 

連休初日の昼過ぎということもあってかなりな混雑を予想したのですが、駐車場にすんなり駐車することができてウェイティングシートも10番目。
これは意外と早くうなぎちゃんにありつけるのでは?と思ったのですが、入店してからが長かった!!
待てども待てどもうなぎちゃんがやってこない。

 

 

隣の席の不倫カップルを観察したり(ただたんに妙齢なのにラブラブだっただけ)、
斜め前のぎこちない家族を観察したり(嫁と義両親の会話のぎこちなさがすごかった)、
前の席のオバサマ3人組のトークに耳を傾けたり(内容は敢えて聞き取らなかったけど、かしましかった!)、
夫がインスタのアップの仕方を娘に聞いたり(オバハンか!)
まぁ、時間をつぶすのには事欠かなかったんですが、なんせ長い。

 

 

私の元にうなぎちゃんがやってきたのは、入店してから1時間以上、店についてからは約2時間後でした。
もうおなかペコペコ!!(でも決してぺったんこではない)

 

 

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(うな重(中)のセット、ウナギが2/3本で2,660円)

 

 

さぁ、食べるぞ!!
と思ったら、夫のごはん大盛りのうな重が来ない。
うーん、どうしよう。
冷めちゃう・・・、お先にしちゃおっかなぁ・・・。
迷っていると夫が一言。
『俺、インスタのストーリー乗せるから動画撮るまで食べるの待って。』

 

オバハンか!!!(←決して女子ではない)

 

結局、夫のうな重が来て動画を撮るまで待てをして、やっとやっとやっとうなぎちゃんを一口。

 

 

んま~いぃ(*゚∀゚*)!!!
なんて、旨いんだ!!

 

 

表面はカリカリ、中はフワフワ。
とっても香ばしくて、しっとりしていて、噛み応えがあるのにフワッと溶ける。
なんとも言えないおいしさです。

 

 

2時間待った甲斐があった!!!

 

 

おいしくておいしくて、ずっと、『おいしい!おいしい!おいしい!』ってそればっかり(笑)
娘二人も大満足で(息子は友達と遊ぶからってついてこなかった)あっという間に完食!

 

 

満面の笑みで『また来よな~』と言われましたが、そうね、また5年後くらいにねと心の中で返事をしました。
だって、やっぱり高いんだもん!
お昼ごはんなのに、諭吉さんサヨーナラーなんだもん!

 

ウナギのタレを売ってたから、それをご飯にかけて食べるのでどうかしら?

 

 

 

 

 
そして、ゴールデンウィーク後半の三連休には、我が家では恒例のしまなみサイクリングにいきました!

 

しまなみ海道の今治側のサンライズ糸山でレンタルサイクルを借りれるのですが、さすが連休中なだけあって人が多い!
朝8時前には到着したのですが、すでに100人近くが並んでいました。
1時間かかって自転車をレンタルして、さて出発です!

 

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(来島海峡大橋からの眺め。パノラマで撮るとこんな感じになっちゃうのね・・・)

 

 

 

しまなみサイクリングは夫と付き合っていた時に初めて行きました。
今から20年近く前ですね(笑)
まだ若かったので、今治から大島のバラ園に寄ってから4番目の島となる生口島のシトラスパーク瀬戸田まで行って帰ってくるという、
競技自転車でもなんでもない自転車で行くにはかなりの長距離となる片道約40キロを制覇したのですが、
このシトラスパーク瀬戸田、結構な山の上に位置してまして、
ただでさえ橋の上り下りや島内のアップダウンで疲労しきった足にはかなり過酷で、
現役でバレーボールをやっていた私ですら途中で足が止まって動けなくなってしまいました。
でも、その時、当時は彼氏だった夫が私の自転車まで押してくれて、ずっと励ましてくれて、
結婚に至る大きなきっかけの一つになったのはいい思い出です(えへへ(〃´∪`〃)ゞ)

 

 

2回目はこれも夫と結婚前にちょっとズルッコして原付を借りて3番目の島、大三島の大山祗神社まで行きました。
途中、大島の亀老山展望公園やバラ園に寄ったり、伯方島で伯方の塩ラーメンを食べたり、
自転車ではなかなか寄りにくいところに寄りながら、かなり余裕の旅でした。

 

 

3回目はもっとズルッコして車で(すでにサイクリングではない(笑))
長女が生後半年くらいの時に義両親と一緒に大島の道の駅よしうみいきいき館で食事をして、亀老山展望公園に行って、
そこから見たフェリーに乗りたくなって、帰りは義父に車で帰ってもらい、私たち親子だけフェリーで帰るというわがまま旅。

 

 

そういえば、社員旅行でも行ったなぁ、大山祗神社。

大山祗神社は、山の神、海の神、戦いの神として歴代の調停や武将から尊崇を集めた神社で、

源氏や平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈ったため、

国宝や重要文化財の指定を受けた日本の甲冑の約4割がこの神社に収納されています。

実際、誰もが名前を知っているような武将の甲冑や刀がたくさん展示してあって見ごたえは抜群でした。

 

昼食の旅館で海を眺める露天風呂に入ったけど、それもものすごく気持ちよかったなぁ。

 

 

そして、その後何度か子連れでのサイクリングに挑戦。
最初の島である大島までが精いっぱいだったのですが、顔を真っ赤にして自転車を漕ぐ子供がかわいくて、
橋から落ちないか心配で、感情のアップダウンの激しい旅でした。

 

 

そして最後に行ってから約5年ぶりとなる今回、子供たちも中学生と高校生となり大人と同じ自転車での旅です。
目標は大三島の道の駅多々羅しまなみ公園でしあわせの鐘をついて、多々羅大橋をバックに写真を撮る、です。
元気があれば大山祗神社まで行ければいいねーって感じで、さわやかな青空の下、出発しました!

 

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(自転車もヘルメットも貸し出してくれます)

 

でも、笑顔だったのは最初の来島海峡大橋を渡るまで。
バラ園につく頃にはお尻のほっぺが痛くて痛くて・・・。
そうなんですよね、自転車旅の何が辛いって、お尻と坂道なんですよね。
あー、忘れてたワー、お尻対策。

 

 

それでもバラアイスを食べたり、大輪のバラを見たり、ここまではご機嫌さんでした。

 

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(少し時期が早かったのけど、結構いろんなバラが咲いてました)

 

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(バラソフト、これがバラの味なのかなぁ・・・、よくわかんないです)

 

でもその後、大島のアップダウンに悩まされ、伯方・大島大橋に上る時にはすでに限界を感じつつ、
大三島橋を上るころには半泣きで、大三島に入った時には『私のことは置いて行ってくれ』と訴える有り様に。

 

 

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(大三島橋の手前付近、伯方島から大三島を望む)

 

 

上り坂のたび自転車を降りて押す羽目になる私を心配して、夫や息子がかわるがわる付き添ってくれました。
(娘たちは知らん顔して先に行く・・・なんて薄情な!!)

 

 

何とか大三島の道の駅多々羅しまなみ公園までたどり着きましたが、帰りのことを考えると気分はブルー。
それでも、心地よい風が吹く青空の下、しあわせの鐘の音を聞きながら、適度(?)な疲れでまったりと過ごす時間はとても気持ちがいいものでした。

 

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(多々羅しまなみ公園から望む多々羅大橋)

 

多々羅しまなみ公園の産直販売所で柑橘類をたくさん売っていたのですが、
中でもレモンは疲れを吹き飛ばすようなさわやかな香りが強く、ついつい荷物になるのに買ってしまいました。

 

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(多々羅しまなみ公園からパノラマ撮影。フェニックスの木が植わる海沿いの遊歩道が気持ちい)

 

30分くらい公園でまったりと過ごし、さて帰ろうかとなったのですが、
実は追加料金がかかってもいいからここで自転車を乗り捨ててバスで帰ろうかと本気で調べた私。
夫に『バスで帰ろうかなぁ~』って伝えると、『いや、自転車やろ』と一蹴されました。
でも息子が『いや、母さんはバスで帰った方がいい!かわいそうやん!』と、かばってくれたのでやさしいなぁと思ったのですが、
『だって、どっかで行き倒れてないかとか、どっかの溝に落ちてないか気になるし、心配で何回も止まって待ってあげないかんのん。
俺、好きに走れんやん!! バスで帰った方がええって!』ときた。

 

 

うーん、やさしいんだと思うけど、なんか納得いかないぞ、息子よ!

 

 

でも結局夫が『父さんがずっと母さんについて走るから、子供らは先に行けや。』ということで、やはり自転車で帰ることに・・・。
夫もやさしいのかやさしくないのか・・・。

 

 

そこからは景色を楽しむ余裕など全くなく、ひたすら自転車を漕ぐ!押す!押す!漕ぐ!押す!押す!
もう体力の限界だったらしくてほんの少しの坂道でもペダルが漕げないんですよ~。

 

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(大島と伯方島の間の潮流。ものすごい引き潮で海なのに川のように流れていて、ところどころ渦ができていました。)

 

 

大島にたどり着く頃には足もボロボロの半泣きで(いや、実際に泣いてたけど)、夫に
『少しずつでも歩いて帰ってるから、先に帰って車で迎えにきて。』と頼んだのですが、却下され今度は半ギレになり、
大島島内の一つの峠のてっぺんからよしうみいきいき館手前の峠までは、意地のぶっちぎりで自転車を漕ぎ続けました。
必死の形相でボロボロ泣きながら自転車を漕ぐ50前のオバハンを見た人たちは、とて~も嫌な気持ちになっただろうなぁ・・・。
ほんと申し訳ない!!(。>ㅅ<。)ゴメンネェ

 

 

そこからはあと一息!
来島海峡大橋までの上り坂を夫に背中を押されながらなんとか上り切り、あとは来島海峡大橋を残すのみという頃、
重大な事実に気づきました。
そう、レンタサイクルの営業時間は17:00までだったのです。
残る時間はあと15分。
普通に考えれば余裕です。
でも、来島海峡大橋、めちゃ長いんですよ!!

 

 

来島海峡大橋は、来島海峡第一大橋(960m)来島海峡第二大橋(1,515m)来島海峡第三大橋(1,570m)の3つのつり橋からなります。
つまり全長4キロを超える橋なんですね。
しかもつり橋なので橋に高低差があり、大島側から今治側へはほぼ上り、感覚的にはずーっと上りなんです。

 

 

最後の最後で大物キター!!って感じですよ。

 

 

時刻はそろそろ夕方に差し掛かろうかという頃。
夕焼けにはまだまだの時間ですが、低い位置からさす太陽に水面がキラキラと光っています。
目の端にとらえる風景は絶景なのに、目を向ける余裕は全くありません。

もちろん、写真を撮る余裕もありません。

 

 

橋の上で自転車を押すのもどうかと思い、ひたすらに漕ぐ!漕ぐ!漕ぐ!

 

 

サンライズ糸山にたどり着いたのは17:00を少し回った頃。
やっと、やっと、やっと帰ってきたー!!

 

子どもたちは待ちつかれて、お腹すいたーの大合唱。

 

私はといえば、車の助手席に倒れるように転がってお土産を見に行こうという元気もなくゾンビのような有様で。
もう二度としまなみサイクリングになんか行くもんかと思った次第でございます。

 

 

でもね、普通に行けばめっちゃ気持ちいいんですよ!
しまなみ海道!

 

 

なので、多分、また、この苦しさを忘れたころに行くんだろうなぁと思います。
でもその時は、迷わず電動サイクルを借りようと思います。
それか、私だけ原付で行こうと思います。
きっと、夫も子供たちも文句は言わないと思う、今回の体たらくをみたもの・・・。

 

 

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(多分、来島海峡大橋から見た瀬戸内海)

 

 

 

まぁ、なにはともあれ、久しぶりの制限なしのGW、とても楽しい休日を過ごしました。

 

 

コロナ禍が終息したら旅行に行きたいなぁと思っている人は多いのではないでしょうか?

私もその一人です。

 

 

うちの子どもたちももう中学生と高校生、それぞれが自分の世界を持ち、親からどんどん離れていく時期で、
一緒に出掛けようと言っても断られることの方が多くなってきて、親としてはさみしい限り。
あと何回一緒に遊んでくれるかなぁと思いつつ、自分の世界を築く子どもたちを誇らしく思ったり。
難しい年頃ですが、一番成長する時期でもありますよね。

 

 

先回りしていろいろ心配することはあるけど、やってみなきゃ納得できないのが子どもなのだから。
失敗したり悩んだ時に相談できる距離にいてあげたいなぁと思う次第で。

 

 

だから今は家族一緒に、思いっきり遊んで、おいしいものを食べて、楽しい思い出をたくさん作りたいと思っています。

 

 

将来、なにか辛いことがあった時に、この思い出が心の支えの一つにでもなってくれるといいなぁ。