●私事ですが、剣山に登ってきました。（2017/11/12）

突然夫が『剣山に行こう！』と言い出しました。
剣山は言わずと知れた四国の名峰で、石鎚山に次ぐ四国第二位の高さを誇る山です。
ところがみなさんご存知でした？
近畿以西で見ても石鎚山が最高峰で剣山は第二位の山なんだそうです。私は今回初めて知ってとても驚きました。
そしてさらに驚いたのは剣山登山がとてもお手軽なこと。
剣山は標高1955ｍなのですが、標高1500mまで車でのぼることが出来、そこから剣山登山リフトに乗って標高1800mまで行けます。
つまり、歩いて登るのは頂上までの155ｍ分だけなんですね。
なので関西からも日帰りできる山として親しまれているそうです。
これなら登山をしたことがない私でも簡単に登れるかも？なんて思って夫の言葉に頷いたのが間違いだったと後悔するのは、リフトを下りてたった100ｍ歩いたところでした。
寒さ対策と食糧対策だけはしっかりとしたのが裏目に出て、空気は薄い、身体は重い、荷物も重いの三重苦、既に足が上がりません。
若い時の杵柄は若い時の物・・・、40歳を超え車生活に甘やかした足と脂肪では簡単にはいきませんでした。
長女に励まされ、荷物は夫に持ってもらい、長男に手を引いてもらうという情けない姿で景色を楽しむ余裕もなくようよう頂上にたどり着いたんですが、そこはテレビでしか見たことがなかった世界が広がっていました。
一面の笹原と360℃に広がる青い空！
思い切り開けた世界に自分のちっぽけさを感じた瞬間でした。
よく登山を人生に例える人がいますが、その気持ちが良くわかります。
一歩一歩が辛く何度も休憩しながらもあきらめず登り続けた人にだけ得られる景色がそこにはありました。
今は紅葉が終わり冬に向かう山だったので厳しさを湛えた凜とした美しさがありました。
今度は春、命の芽吹きを感じる季節にもう一度チャレンジしようと思います。
それまでに体力強化を図らねば！！
次はリフトに乗らずに遊歩道を通って景色を楽しみながら登りたいと思います。