田代商店ブログ
●工場見学 今治市連合自治会 環境衛生部会(2019/7/18)
今治市連合自治会環境衛生部会に所属する方30名と市関係者合わせて33名が工場見学にいらっしゃいました。
今治市は言わずと知れた愛媛県北東部の都市でしまなみ海道の愛媛県側の玄関口です。
各県庁所在地に次いで四国第5位の人口をほこり、造船やタオルの地場生産が盛んで、
今治市の名産である『今治タオル』は今や一流のタオルブランドとして国内外で認められているのは皆さんもご承知のとおりです。
そんな今治市ではゴミの分別に積極的に取り組んでおり、市が発行している『家庭ごみの分別ガイドブック』ではゴミ処理の流れからゴミの出し方分け方、燃えるゴミから粗大ごみ、そして資源までをどのように分別しどのように排出すればいいか細かく説明してくれていて、これさえ見れば家庭から出る全てのものを適正に処理出来るようになっています。
実は姉の夫の実家が今治なんですが、台所で出るゴミもラップやアルミまで細かくきちんと分別していて、
ゴミの分別に対する意識が高いのを実感するとよく言っていました。
今回はそんな今治市連合自治会の環境衛生部会の方たちが見学においでるとのことで、
逆にこちらが学ばせて頂くことも多いのではないかと思いつつのご案内です。
工場見学は、まずはミーティングルームでプロジェクターを使用してリサイクルの流れを簡単に説明し、
次に実際に工場内を見学、最後にまたミーティングルームに戻って質疑応答の流れで進めていきます。
みなさんとても熱心に話に耳を傾けて聞いて下さいます。
工場内では通常業務が行われている中での見学となるため足早にざっくりと説明させていただくのですが、
みなさん興味津々でなかなか前に進まず、有り難いような、困ったような・・・。
最後の質疑応答ではリサイクルについて以外にも、会社としての在り方を問うような質問も出たりして。
そういう受け取り方や考え方もあるのかぁと非常に勉強になりました。
今治市では布類の回収を月2回の資源物の回収日に行っていますが、
回収形態は『ヒモで十字にしばる』となっています。
行政によっていろんな事情がおありでしょうが、出来ることなら袋に入れた回収をお願いしたいとの私の言葉に、
『リサイクルの仕方を聞いて納得。濡らさない、汚さない、大切なことやな。』
と言って頂けてとても嬉しかったです。
とは言いつつ、すぐに何かが変わるわけではないわけで。
この先なにかの折に『そういえば・・・』と言っていただける種を蒔く、そういうことだと思います。
10年先20年先、時代がどう流れどう変わっていくかはわかりませんが、多分、服は着てると思う。
そして多分、ファッションは今以上に多様化し、いろんな素材やデザインを楽しむようになっていると思う。
人間の身体は成長するし、好みも体型もかわる。
つまり、どうやっても衣類が消費される社会は続いていくわけで・・・。
衣類を使い捨てずに循環させる、そんな社会の実現のために今日もせっせと種を蒔き続けたいと思います。