田代商店ブログ

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●3Rセミナー 津山圏域クリーンセンター見学(2017/11/30)

香川県主催の3Rセミナーに参加しており、今回は第4回目の講座『津山圏域クリーンセンターの見学』です。
この津山圏域クリーンセンターは平成28年3月にOPENした施設で、約30haの敷地に熱回収施設・リサイクル施設・最終処分場・管理棟・4つの調整池と多目的広場がある総合ごみ処理センターです。
ごみ処理施設ではありますが環境学習も視野に入れた施設づくりをしており、管理棟の2階からそのままリサイクル施設や熱処理施設の見学通路に繋がっていて屋内からガラス越しに各種作業が見学でき、説明ボードなども充実しているのでとてもわかり易い見学しやすい施設となっています。
管理棟には環境学習に役立つコーナーがいくつもあり、いろんな工夫がなされていました。
でも一番の特徴は、今回のセミナーの講師でもあるこの施設の所長の中平さんのトークです。
冗談を織り交ぜながらわかり易い言葉で説明をしてくれます。サラッと何気なく説明をしてくれるのですが、深い知識があってこそできる説明だと思います。
今回の第4回セミナーでの目的はこの中平さんのESDの視点を取り入れた工場見学の進め方にあります。
この施設のOPEN当初の見学者の感想は『ごみピットがすごかった』『クレーンが大きかった』というもので、見学を終えて家に帰ったその後につながる内容にはなっていなかったそうです。
そこで、工場見学前に事前学習を行い、工場見学後に学びや考える時間を取り見学後にも事後学習を行うようにした結果、工場見学後の感想が『ごみを減らす努力をする』『いらなくなったものは欲しい人にあげる』などこの後自分がどういう行動を起こしたいかに変わったそうです。
ただの工場見学が自分事として捉え行動に移すきっかけへと変化した瞬間です。
そうか、こういう風に説明すれば興味を持ってもらえるのか、こういう風に考えてもらえば他人事ではなく自分事として捉えてもらえるのか、いっぱい気付かされ自社の工場見学の形を改めて考える機会となりました。
弊社に工場見学にいらっしゃった方がお店で新しい洋服を買おうと思った時、家に帰ってふと衣類を整理しようと思った時、衣類のリサイクルのことを考えて環境にそして未来の自分にやさしい行動をとれるようになるように、弊社の工場見学で学んで自分事にできるようになるように工場見学の進め方をよく考えたいと思います。
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